武沢竹夫は銀行検査官という架空の職業を名乗り、筑紫章介を騙そうとする。 しかし筑紫は武沢を疑います。 しかしそこに石霞という男が現れ、筑紫は信用します。 しかしその石霞は武沢の相棒である入川鉄巳でした。 二人はコンビで詐欺を生業にしていました。 そもそも入川との出会いは武夫が住んでいたアパートの鍵穴に瞬間接着剤が流し込まれていたものを修理してもらった時でした。 しかしそれは顧客確保のために入川が行ったものだと竹夫は気付き、追求します。 そこで入川は白状し、金がないこ … 内容に入る前に、まずはタイトルの『秒速5センチメートル』の意味について。 これはヒロインの篠原明里が序盤に言及しますが、『桜の花びらが舞い落ちる速度』です。 この桜の花びらが舞い落ちるという描写が本書の象徴として何度も登場します。 ネタバレがあるので未読の方はご留意ください。 本作品は文庫本にして全5巻と大変ボリューム感がある作品ですが、メインとなる事件は二人の犯人による「連続女性殺害事件」のみです。 この「連続女性殺害事件」を被害者の家族、警察、犯人等のあらゆる視点から描いているので長いと感じることがなく最後まで飽きずに読むことが出来ます。 それではネタバレいってみましょう。 登場人物を紹介する形でネタバレしていきます … こんにちは! 顎木あくみ先生の『わたしの幸せな結婚(小説)』4巻を読みました。 3巻読んで続きが気になっていたので、 4巻も一気読みしてしまった私です。 そして、気になるのが、 甘水直という人物。 この甘水直、 美世のことを我が娘と呼んでいました。 ネタバレを含みますのでご注意ください。 【無料試し読みあり】「二重螺旋」(円陣闇丸 吉原理恵子)のユーザーレビュー・感想ページです。 BookLiveでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。 ③高山の恋人・舞と関係を持った安藤は、貞子をこの世によみがえらせてしまう。ビデオはなくなったが「手帳」で新たな呪いが伝染した。安藤は貞子に協力することで息子・孝則を取り戻し束の間の幸福を得た。, 2年前に海難事故で幼い息子・孝則を亡くして以来、人生に対してやる気を失い、毎日死ぬことばかりを考えていました。, 孝則を救えなかった時に結婚指輪についた息子・孝則の頭髪と、息子の写真を眺めて毎日暮らしています。, ある日安藤は、大学時代の同級生で、かつ友人であった高山竜司が死んだ知らせを受けます。, 変死なので、安藤の勤務する東京都監察医務院に高山の遺体は運ばれました。安藤が解剖を担当します。, 高山の遺体は特に外傷もなく、原因不明なので行政解剖になりました。いわゆる突然死扱いです。, 同僚の宮下と一緒に解剖を始めた安藤は、高山の心臓左側に壊死の痕を見つけ、左冠動脈閉塞による心筋梗塞とみなしました。, 高山の胃の中から「4141 74262918」と書かれた小さな紙片を見つけた安藤は、生前の学生時代に暗号作りが流行し、高山が「俺の作った暗号を解けたのは、安藤だけ」と言っていたことを思い出しました。, 高山の、人とは違う能力を知る安藤は、高山の遺体が安藤に解剖されることまで予知して残した、自分宛の高山の最期のメッセージだと思いました。安藤は暗号解読に着手します。, 安藤は高山の恋人・高野舞と会いました。死ぬ直前の高山の健康状態について質問しますが、特に変わったところはないと舞は言います。, 舞は「死因はビデオテープ。ビデオを見たら死ぬ」と言っており、安藤はそれが気になりました。, ところで高山の死因は血管にできる腫瘍によるもので、喉の潰瘍は天然痘に似ていると宮下が言います。, そんな折、高山の元妻・浅川玲子と息子・陽一が自動車事故で見つかったという知らせが入りました。, 陽一は事故の前に死んでいた可能性があり、玲子は運転途中で後部座席の息子が死んでいるのを見つけて、振り返ったことによって運転を誤ったのではないかと目されます。, 「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム」のネタバレあらすじ. さて、いきなり問題作である。 日本のホラー作品の中でもずば抜けて恐ろしい物語であり、もしランキングをつけるならダントツの一位である。 この作品を読んでほしいためにこの記事を書いた、と言っても良い。 拝み屋を営んでいる著者が実際に体験した話を綴った「花嫁の家」と「母様の家」の2篇からなる怪談実話集である。 このような作品を世間に公開していいのか、と思うほどに衝撃の内容が描かれている。 できる限り他のレビューを見ず、ほぼ予備知識のない状態で読んでいただきたい。絶対、 … 漫画最終回ネタバレ らせんの迷宮ー遺伝子捜査ー(漫画)最終回のネタバレと感想!結末が気になる! echo 2020年9月7日. 鈴木 光司(すずき こうじ) 生まれ:1957年静岡県 経歴:慶應義塾大学文学部仏文科卒業。大学卒業後は専業主夫をしながら自宅で学習塾を開き、1人で全教科を教えながら小説を執筆する。デビュー作の「楽園」が日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞、次作「リング」でジャパニーズホラーブームの火付け役となった。その続編である「らせん」は第17回吉川英治文学新人賞を受賞、2013年には「エッジ」で米国のシャリ… [小説] らせん Spiral. 「らせん」 発行:角川ホラー文庫、1997年(同名単行本(’95年発行)の文庫版) ジャンル:小説 誕生秘話:第17回吉川英治文学新人賞を受賞した、大ヒット小説「リング」の続編。「企画から発行まで5年近くかかった」という作者渾身の一作! あらすじ 世界観に魅了される!鬼才ティム・バートン監督映画おすすめTOP19を年間約100作品を楽しむ筆者が紹介!. ※ネタバレ・ループについて教えて下さい。 リング・らせんは映画と小説で話を知っているのですが、ループは最初の方で話がよくわからなくなってしまい、 途中でやめてしまいました。 ネタバレになって … 知っておくべき!人種差別がテーマの映画おすすめTOP15を年間約100作品を楽しむ筆者が紹介! 東京で監察医をしている安藤満男(佐藤浩市)は2年前に我が子の孝則を海難事故で失ってから人生に絶望し、自殺願望に取りつかれる日々を過ごしていました。そんな時、大学時代の友人だった高山竜司(真田広之)が謎の死を遂げたという知らせを受け、安藤は同僚の宮下(鶴見辰吾)と共に行政解剖にあたります。結果は心筋梗塞と判断されましたが、安藤は高山の胃の中から謎の暗号が記された小さな紙片を回収します。安藤は高山の恋人だった高野舞(中谷美紀)に会い、高山の死因はあるビデオ … ここからはネタバレ含む、原作リングシリーズの解説をしていきます。 知られざる貞子の正体や、これまで散々ぼかしてきたループがどうsf作品なのかといったところがわかります。 リング、らせんの世界は仮想現実世界である らせん Posted by ブクログ 2016年10月09日 映画化された有名ホラー(怪談)小説の2作目にして、本人があとがきで書いているとおり、前作以前からアイデアが有ったという、メインとなる小説。 ①東京都監察医を務める安藤は、わが子を幼くして亡くして以来、死ばかり考えている。安藤の元に学生時代の友人・高山竜司の遺体解剖が持ち込まれた。解剖した安藤は「DNA PRESENT」という暗号を見つける。②同僚の宮下は高山から謎の潰瘍を摘出。それが天然痘ウイルスだと知る。呪いのビデオと手帳が持ち込まれた安藤は、呪いが本物と知りビデオを破棄、これが高山のメッセージだったと思う。③高山の恋人・舞と関係を持った安藤は、貞子をこの世によみがえらせてしまう。ビデオはなくな… RSS; 注意: これは文学版。その他メディアのページ: 日本映画:らせん: 文学総合点 =平均点x評価数: 488位: 4,626作品中: 総合点7 / 偏差値54.14: 1995年文学総合点: 10位: 71作品中: 総合 評価 / 統計 / 情報 属性投票 ブログ 商品 (本/漫画) 画像/壁紙; 評価統計. 元モデルの25歳のクロエは、長い間腹痛に悩まされています。様々な病院で検査をしても原因は解明されず、受診した婦人科では、精神面が起因しているのではと指摘されました。そこでクロエは医師から、精神分析医のポールを紹介してもらいます。 ポールはひたすら患者の話を聞く診療体制で、クロエは初対面ながら彼に、就職が決まらずストレスを感じていることや、これまでの恋愛は形式だけで、人を愛せないことなど赤裸々に話しました。「共に原因を突き止めよう」と寄り添うポールにクロエは … ちなみに、『エス』はホラーではないけど面白い小説です。 また、『エス』は最低でも原作版『リング』『らせん』を読んでいないと、 内容をまともに理解することはできません。 と言うか、『リング』『らせん』のネタバレが大量にあるので、 らせんの宿、登場人物の由来 登場人物の由来について。 (裏話というほど大げさなものでもないですが、ネタバレやメタな内容を含んでいるので、現在ゲームをプレイ中の方はご注意ください) 小説のあらすじやネタバレ情報を更新していきます!みなさんが素晴らしい作品と出会うきっかけとなれるようがんばります!映画の原作や、ノベライズなどもてんこ盛り! FF10の続編小説を読みました。 小説 FINAL FANTASY X-2.5 ~永遠の代償~ (ノベルズ) 作者:野島 一成 発売日: 2013/12/26 メディア: 単行本 amazonレビューが低評価過ぎて読むのがビビるこの作品なのですが、読む経緯はたまたまブックオフをぶらついていて、ああこういうものがあるのか… 田中圭主演テレビ東京のドラマ「らせんの迷宮~dna科学捜査~」のネタバレ・感想、あらすじ、キャスト・登場人物情報、主題歌などを1話から最終回、最終話・結末まで全てまとめて紹介していきたいと思います!! 田中圭と安田顕が出演する「らせんの迷宮 らせんの紹介:1998年公開の日本映画。見た者を1週間後に呪い殺す「呪いのビデオ」にまつわる鈴木光司の小説「リング」の、続編にあたる作品である。原作は鈴木光司の同名小説『らせん』。前作『リング』と同時上映された。, 安藤満男(佐藤浩市)、高野舞(中谷美紀)、高山竜司(真田広之)、宮下(鶴見辰吾)、山村貞子(佐伯日菜子)、吉野(松重豊)、前川警部補(小木茂光)、浅川玲子(松嶋菜々子)、伊熊平八郎(伴大介)、小林(真鍋尚晃)、舟越(安達直人)、安藤利恵子(加倉井えり), DVD > 日本のミステリー・サスペンス映画角川映画佐藤浩市(出演),中谷美紀(出演),真田広之(出演),飯田譲治(監督),鈴木光司(原著),佐藤浩市(Unknown), ①東京都監察医を務める安藤は、わが子を幼くして亡くして以来、死ばかり考えている。安藤の元に学生時代の友人・高山竜司の遺体解剖が持ち込まれた。解剖した安藤は「DNA PRESENT」という暗号を見つける。 『らせんの d ②同僚の宮下は高山から謎の潰瘍を摘出。それが天然痘ウイルスだと知る。呪いのビデオと手帳が持ち込まれた安藤は、呪いが本物と知りビデオを破棄、これが高山のメッセージだったと思う。 経歴:慶應義塾大学文学部仏文科卒業。大学卒業後は専業主夫をしながら自宅で学習塾を開き、1人で全教科を教えながら小説を執筆する。デビュー作の「楽園」が日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞、次作「リング」でジャパニーズホラーブームの火付け役となった。その続編である「らせん」は第17回吉川英治文学新人賞を受賞、2013年には「エッジ」で米国のシャリー・ジャクスン賞を受賞している。父親をテーマにしたエッセーも多く発表している。, <受賞作>・楽園(新潮社、1990年):ファンタジーノベル大賞優秀賞・らせん(角川書店、1995年):第17回吉川英治文学新人賞・エッジ(角川書店、2008年):2013年シャーリイ・ジャクスン賞(The Shirley Jackson Awards)長編部門, 発行:角川ホラー文庫、1997年(同名単行本(’95年発行)の文庫版)ジャンル:小説誕生秘話:第17回吉川英治文学新人賞を受賞した、大ヒット小説「リング」の続編。「企画から発行まで5年近くかかった」という作者渾身の一作!, 監察医の安藤は、約1年前に幼い息子・孝則を海で亡くし、絶望の中仕事だけをこなす生活を送っていた。ある日安藤が解剖を担当することになったのは、謎の死を遂げた友人・高山竜司の死体。解剖の結果、高山の冠動脈からは正体不明の肉腫が発見される。検死後、腹に新聞紙を詰めて縫合すると、なぜか新聞紙の一部がはみ出ていることに気付く。そこに書かれた数字を見て、安藤は大学時代に高山と競い合った暗号ゲームを思い出し、さっそく解読にとりかかる。その暗号が示す言葉は「リング」。さらに、謎の肉腫からは、根絶されたはずの天然痘ウィルスの存在が示唆され―, 言わずと知れた大ヒット小説「リング」の続編でございます。映画は、1998年に「リング/らせん」で同時上映されましたね。, 当時小学生だったわたしも、金田一マニアの友人と2人で、父親に連れて行ってもらいました。貞子が井戸から出てくるシーンでうわー!となった後の、大人のムード漂う「らせん」。佐藤浩市演じる安藤と、中谷美紀演じる高野舞のラブシーンは、かなり気まずかった記憶がある。こんなはずでは…感がすごかった。内容もちょっと難しくて、当時はほとんど理解できてなかったと思う。, らせんの内容が理解できるようになったのは、大きくなってDVDを見てから。このときには年頃になっていたので、やたらに色っぽくてかっこよすぎな佐藤浩市に悶絶し、「これなら貞子になりたい」とまで思った(笑)そして、「貞子の呪いがウィルスになっていたのか」と、やっとこさ“呪いの増殖”の仕組みを理解できたのでした。, 今回は原作小説、しかも文庫で文字ギッシリの400ページ!ということで、映画と異なるポイントを楽しみながら、さらに深く「リングウィルス誕生の謎」に迫ることができました。, 小説の中の安藤は、頭の中ではもちろん20年前の佐藤浩市に置き換わってるんで、もうすっごく楽しかったですね~(笑), この小説は、全体的にホラーのにおいはしっかりプンプンしてるんだけど、軸になっているのは、ビデオの犠牲者の死因の究明から始まるSFミステリー。, 安藤は、病理学教室の助手である友人の宮下と共に、「犠牲者から見つかった肉腫は何なのか」「なぜ浅川は死ななかったのか」という数々の謎を科学者の立場で解明しようとする。竜司から出された暗号を軽い気持ちで解いてしまったばっかりに、ずぶずぶと貞子の呪いに引き込まれ、本気にならざるを得ない状況に陥っていくわけです。, 作者が苦労して約5年かけて作り上げただけあって、かなり緻密ながらスケールの大きい話で、大満足でした!, この独特のスケール感は、やはり、ごく小さな物質でありながらも生命の基礎となっているDNAによるものなのかなぁ。竜司から安藤に渡される暗号と遺伝暗号とがリンクしたり、遺伝子の突然変異が感染経路や“増殖”のしかたの変異にリンクしたり、壮大なのに散らかってない構成がお見事!の一言ですね。, ここまでガッチリしたミステリーに、違和感なくホラーを連動させるあたりがまた凄い。ちゃんと不気味でちゃんと怖い。, 遺伝子やウィルスという普遍的な題材を扱っているから、20年経った今でもほとんど違和感なく楽しめる。さらに、貞子の恐怖はパンデミックの恐怖へと変貌を遂げ、さらには新種による覇権の恐怖へと向かう。これらもまた普遍的な恐怖だから、ただ「貞子怖いよー」というお化け話で終わらないのである。, 爆発的に増殖するように改造されたウィルスが、誰かの憎しみのもとに世界にばら撒かれたらどうなるか。増殖の手助けをすれば最も大切なものを与えてやる、おまえの命は保証してやると持ちかけられたらどうするか。悪意が簡単に感染するように変化している現代こそ、「らせん」には唸らされますね…, 映画を見たときは掴みきれなかったんだけど、小説を読んで、ほんとに凄い発想だよなぁと改めて感動しっぱなしでした。, 井戸の底で「生きたい」と強烈に願った貞子の遺伝情報は、貞子の中にいた天然痘ウィルスと融合し、リングウィルスが誕生した。当初は貞子が念写したビデオしか感染経路はなく、増殖に手を貸さなかった(=ダビングして他の人に見せなかった)人間は死ぬことになった。, しかし、リングウィルスは突然変異を起こし、ビデオだけでなく、ビデオを克明に記録した浅川の手記も感染経路とできるようになる。さらに、それらの媒体に触れた女性が排卵日であれば、リングウィルスは卵を攻撃し“受精”させてしまう。受精から1週間後に産み落とされるのは、山村貞子。その貞子は完全な両性具有であるために単体で妊娠が可能であり、つまり、貞子は貞子を生むことができるのだ。, 映画では、ビデオを見た安藤が排卵日の舞とセックスしたことで、安藤の体内のリングウィルスが舞の体内に入り込み、結果として貞子が生まれるという設定だった。貞子が生まれたのは偶然の出来事という描かれ方だったし、貞子が睾丸性女性化症候群との描写もない。なので、リングウィルスのパンデミックの危険性はそんなに感じられなかった。(映画も見直さないといかんな。), 一方、原作のこの設定。エグいですよねぇ…貞子の体の特徴がこんなふうに使われるとは…。ちなみに進化型リングウィルスに感染した男性はというと、リングの映像や手記を広めるように操作されることになります。なんか、カタツムリに寄生するロイコクロリディウムみたいですよね。, 増殖は貞子の意志というよりは、ウィルスの本能による部分が大きいのではと感じました。やっぱり、悪意のパンデミックって超恐ろしい…, 当たり前ですが、リングを読んだ後に読むのがオススメです。至極のSFミステリーなので、このジャンルに興味のない人も一読の価値あり!, 日本のみならず世界にまで広がった「山村貞子の呪い」の始まり。映画シリーズといっしょに楽しめます!.